横田太輔「植物、多摩川中流域、冬」 Daisuke Yokota THE TOKYO ART BOOK FAIR 2016 | Talk Event『密室』Naohiro Utagawa の詳細情報
THE TOKYO ART BOOK FAIR 2016 | Talk Event『密室』Naohiro Utagawa 。2025年発行の横田太輔の新作写真集。
新境地の最高傑作作品集です。
書店では完売のため現在入手困難です。入れ違いで2冊購入してしまったので出品します。
沢山の書評がネットで検索できますのでご覧ください。下記は一部から抜粋です。
横田大輔は、常に独自の方法で写真という媒体に向き合ってきた作家である。
横田はこれまで、写真の複製や劣化といったプロセスを反復することで生じるイメージやフィルム、印画紙といった写真感材そのものを暗室で変質させる手法により、写真が変容していく過程そのものを作品化してきた。これらの作品は、写真表現における実験であると同時に、「写真とは何か」という媒体への根源的な問いを投げかけるものである。
一方で、近年横田が取り組むのは、多摩川中流域とそこに自生する植物を対象としたシリーズである。本作では大判カメラ(4×5)を用い、現地の風景と植物に直接向き合う撮影が行われている。なかでも、カラシナ(アブラナ科)の撮影を繰り返す姿勢には、日常的な雑草の存在を超えて、横田自身の知覚と視線が強く引き寄せられていることがうかがえる。それは「カメラで世界を見るとはどういうことか」という、視覚と写真の根本的な問題へと立ち戻る試みとも言えるだろう。
本作は、横田大輔の現在の制作における重要な局面を示すと同時に、今後の方向性を示唆するものである。